TQM総合品質管理
TQM 総合品質管理の意味
「TQM 総合品質管理」とは、「次の工程はお客様」を実現するために、全員参加で、品質(Q)、納期(D)、コスト(C)、安全(S)、環境保護(E)を総合的かつ一体に管理・改善する組織的な活動をいう。
TQM導入前は 品質管理といえば、各部署の課長による日常管理としてのQC活動のみであった。導入後は 品質管理委員会の指揮の下、小集団活動、方針管理、機能別監査など、全員参加のために特別な組織と活動が追加される。
TQM(総合品質管理)に関する詳細は、特に、継続的改善の第10章(品質管理と品質保証)をお読みください。
〔問題集〕
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問題(2) QCサークル
次のQCサークルの行動のうち、正しいものはどれか。 → 解答
- QCストーリーに従って活動する。
- QCストーリーに従って発表する。
- CAPDサイクルに従って活動する。
- QCストーリーに従って活動し発表する。
- CAPDサイクルに従って発表する。
問題(3) なぜなぜ分析
なぜなぜ分析について、次のうち正しいものはどれか。 → 解答
- 真の原因とは5回目の「なぜ」の答えをいう。
- 真の原因と根本原因は同じである。
- 真の原因に対策を講じれば、問題の再発を防止することができる。
- 根本原因に対策を講じれば、問題の再発を防止することができる。
- 根本原因に対策を講じれば問題を解決することができる。
問題(3.1) なぜなぜ分析
なぜなぜ分析について、次のうち誤りはどれか。 → 解答
- 現象の再発と問題の再発は同じである。
- 現象の再発とは、問題が完全に解決していないためにトラブルが再発すること。
- 問題の再発とは、問題が完全に解決した後に同様の問題が新たに発生すること。
- 真の原因に対策すれば、現存する現象の再発を防止することができる。
- 根本原因に対策すれば、将来の現象の再発を防止することができる。
問題(3.2) なぜなぜ分析
なぜなぜ分析について、次のうち誤っているものはどれか。 → 解答
- 「真の原因とは、本当の原因をいう」という説明は誤りである。
- 「真の原因」とは、原因のうち、対策を講じて問題が解決するものをいう。
- 「真の原因」は、三現主義に基づいて調査しなければ分からない。
- 「真の原因」を探すには、まず「原因になり得る要因」を列挙する必要がある。
- 再発防止には、全要因を列挙して対策を講じるべしとする考え方は誤りである。
問題(4) ヒヤリハット
ヒヤリハット(以下、HHT)につき、正しいものはどれか。 → 解答
- HHTとは、危ないことが起こったが、幸い災害には至らなかった事象をいう。
- HHTとは、想定被害よりも現実の被害が軽い場合の全てをいう。
- ハインリッヒによれば、ある事業所での330件の事件のうち1件が重症、29件が軽症、残り300件は無傷であった。
- インシデンとは、現実の被害が無傷、又は極めて軽い処置で済む場合をいう。
- アクシデントとは、現実の被害が濃厚な治療を要し、または死亡の場合をいう。
問題(5) なぜなぜ分析
なぜなぜ分析について、次のうち正しいものはどれか。 → 解答
- トヨタ式で「なぜ」とは、意見を求めている。
- トヨタ式で「なぜ」の答えごとに、いちいち処置を検討する必要はない。
- トヨタ式は、現存の問題しか解決しないから問題の再発防止にはならない。
- トヨタ式では、真の原因と根本原因は別であると考えている。
- 小倉式は漏れなく要因を挙げて対策を講じるから再発防止の活動といえる。
問題(6) FMEA
自動販売機は、モーター(組)やベルト~という具合に組立品や部品に展開される。この場合、アイテムと故障モードの記載の仕方として誤りはどれか。 → 解答
- ベルトの場合、アイテムの欄にベルトと記載し、故障モードの欄に「切れ」「伸び」のように記載する。
- モーター(組)の場合、アイテムの欄にモーター(組)と記載し、故障モードの欄に「巻線のショート」「巻線の断線」「接触子の摩耗」のように記載する。
- モーター(組)の場合、さらに展開して、アイテムの欄に巻線と記載し、故障モードの欄に「ショート」「断線」のように記載しなければならない。
- モーター(組)の場合、さらに展開して、アイテムの欄に巻線と記載し、故障モードの欄に「ショート」「断線」のように記載する。
- モーター(組)の場合、展開の末端をモーター(組)としてもいいし、さらに巻線や接触子のレベルまで展開してもよい。